先頭が同じようでも種類が違うlanケーブル
lanケーブルの先頭はどれも同じように見えるため、どのケーブルを使ってもよいのではないか、と考える方もいることでしょう。
しかし実際には色々な種類があるため、状況によって選ぶ種類を変える必要があると言えます。例えば、ストレートと呼ばれるlanケーブルがあります。これは先頭は同じですが、パソコンなどの端末とルーターなどの通信機器を接続する時に使用するのに適していると言えます。一般の家庭で広く使われているのは、恐らくこのストレートという種類のlanケーブルでしょう。
また、lanケーブルの中にはクロスと呼ばれる種類がありますが、これは先頭をルーターなどの通信機器に通すことなく直接データをやり取りする際に多く使用されています。その他にも、ケーブルの部分が平らで薄くなっているフラットタイプのものがありますが、これはドアの隙間を通したり壁や床に伝わらせたりすることさえできるのです。基本的には8本の芯で構成されていますが、単線のものとより線のものがあるため、状況に合わせて選ぶことができるでしょう。
例えば、10メートル以上という長い距離で使う場合には、安定した通信が可能な単線を選び、5メートル以下の短い距離の場合であれば、柔軟で曲げやすいより線を選ぶことができるかもしれません。このように、先頭が同じようではあってもlanケーブルには幾つか種類がありますから、状況や環境に応じて上手に選びたいものです。