lanケーブルの長さは導体構造や素材で考慮すべし

lanケーブルの長さは短いものでは20cm、長いものでは100ｍ以上のものがあり、部屋の広さなどを考慮した上で長さを選びます。

その際、lanケーブルの導体構造によって考慮する必要があり、導体構造には2種類を有します。それは太い銅線で構成される単線仕様と複数の細い銅線で構成されるより線仕様です。なお、導体というのは電気信号の通る部分を指し、lanケーブルには8本の導体が入っています。単線仕様は長さに関係ない上、ノイズの影響を受けにくく高速通信ができますが、強めの曲げには弱い特徴が存在します。

より線仕様は柔らかくて取り回しが楽といったメリットがありますが、10ｍ以上のケーブルだとノイズが受けやすく速度の低下などの影響を受けてしまいます。従って、10m以上であれば単線仕様を使用した方が通信環境が良くなります。さらに、ケーブルの素材によって速度に影響が出る場合があります。ケーブルの素材には、シールドがあるタイプとないタイプがあります。ないタイプでは安価ですがノイズを受けやすいです。

あるタイプだとケーブルにシールドが巻かれているためノイズに強い特徴を有します。さらに、二重シールドタイプだと内部で発生するノイズを抑えるため、より安定的な通信が期待できます。一般的にlanケーブルが長ければ長いほど、ノイズの影響を受ける可能性が大きくなります。ノイズや信号ロスを極力抑えるには、導体構造は単線仕様でシールドがあるタイプが有効と言えます。