lanケーブルは長いと遅くなるの?
ネット上のうわさでlanケーブルは長いと遅くなるという書き込みを目にしたことがある人もいるかもしれません。
ケーブルは金属でできていますので、確かに長いと抵抗によって信号が弱くなってしまうような感じはしますが、実際のところ長いlanケーブルを使っていても体感できる通信速度の差はないとされています。それよりも差が出てくるのはlanケーブルの規格です。カテゴリーと呼ばれる分けられ方をしますが、数字が高いほど新しく高速で、数字が古いものは低速です。
古い規格のケーブルは安価なため、それほど高速にこだわらない人であれば問題ないでしょう。しかし最近では高いカテゴリーのものも値段が下がってきているため、コストパフォーマンスで考えると、ある程度新しい規格を使ったほうが良い結果が得られます。
長さが影響してくるとしたら、長年使っている場合の劣化です。長いケーブルは踏まれる機会も多いため、内部が傷ついて破損する可能性があり、劣化したケーブルを使っていると通信が途切れてしまったり、遅くなることもあります。
ケーブルの途中に様々な家電があれば、ノイズによって信号が邪魔されることもあるので、ノイズ対策が施されているケーブルなのかどうかも重要です。家庭内で何十メートルもあるケーブルを使うことはほとんどありませんが、ケーブルを購入するときの参考にしてみるとよいでしょう。ただし長いケーブルはそれだけ値段も高くなってくるので、配置を変えるなどしてコストダウンを検討することも大切です。