海の沿岸から離れた所でも耐久性のあるケーブルを

物質というのは年月が経てば風化し、そのうちに朽ちていきます。

金属製のものは錆びてボロボロになりますし、硬い岩石で出来ているものでさえもひび割れて崩れてしまうこともあります。物によって長い短いはありますが、世の中にあるすべてのものはそういう宿命にあります。ほんの少しの時間だけ観察しても変化はわかりませんが、昼夜があって、その中では温度変化も受けます。時には雨風にさらされたりするので、それらの繰り返しで次第に変化していきます。さて、人間の作るものもそういう運命にあります。

ですが、メンテナンスをすることによって長持ちさせることは可能です。例えば屋外で乗る自動車などは、その表面にコーティングなどすれば、見た目の劣化を遅らせることも出来るはずです。普段使うものなどはちょっと変化すると気付くことが出来るので、メンテナンスが出来ますが、設置したら後は壊れるまで使うようなものは目が行き届きません。またこれといったメンテナンス方法がないものもあるでしょう。そういったものの中に屋外で使うケーブルがあります。アンテナのケーブルや屋根の上に設置するソーラーパネルからのケーブル、それにLANケーブルなどもあります。

これらは先ほど書いたように一度設置すると後はほったらかしになることがほとんどです。実はそれらも確実に劣化していきます。紫外線もその原因ですし、塩もそうです。例えば海の沿岸だと潮風が吹いてケーブルに付着し劣化します。なのでその沿岸では耐塩害性のあるものを使わなければなりません。沿岸から遠く離れていても台風などが来ればかなり内陸まで潮風が舞うので、そういう場所でも塩害には気をつけなければならないのです。ですので、屋外で使うものは耐久性のあるものを使い、長い年月交換することなしに使えるものにします。

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